【旅行記】純セレブ巡礼の旅 5日目(その1)〜 山口県上関町祝島へ

別府といえばアルゲリッチ音楽祭(ガムテでしっかり貼ってる)

前回までの記事

旅も佳境に

5日目は別府から山口県の祝島までの移動日。

朝9時ごろ別府発の特急ソニックに乗っても、祝島に着くのは17時近くになる。

では別府から祝島へ出発!

ソニックで別府から小倉に行き、小倉から山陽新幹線に乗り換え、徳山で下車。

徳山から岩国行きのJR山陽本線に乗り換え、柳井港で降りる。

今日は丸っと移動日になる。

おもしろい街、別府

また来ます!

ソニックで小倉まで行く途中にUSAを通るが、車掌からパスポートの提示は要求されない(笑)。

小倉に到着。特にプランもなく、ぶらっと小倉城に行く。

途中に寄ったお店の天ぷら定食ランチが美味かった。揚げたてをすぐ食べられたので、とても幸せであった。

立派なもんです

別府が満開だったのに対して、小倉は少し散りかけていた。福岡市も満開のピークは過ぎていた。

九州でも結構桜の先具合が微妙に違う。

小倉から新幹線に乗り、山口県の徳山駅へ。

そこから乗り換えて山陽本線で柳井港駅へ

結構古めの車両(トイレついていない)地方の在来線はこんな感じかな。

下校時刻だったからか、地元の学生の乗り降りも盛んだった。

柳井港駅 

祝島で「駅にエレベーターがないので地元の高齢者は困っている」と聞いた。

JR西日本さん、柳井港駅にエレベーターつけてくださいよ!

さて、ここ柳井港から祝島への定期船が来るまでまだ2時間以上ある。

祝島は瀬戸内海に浮かぶ人口292人の離島。

祝島のご案内 より

2時間、船を待つ。

やっと船に乗ります。

船の中

だんだんと民家のない半島になってくる。

人間の生まれる以前から存在するのが自然なのだよね。

山はなぜあるか?海はなぜあるか?

そんな疑問は出てこない。

しかし、突如現れたものによって、疑問が出てくる。

アタマでっかちの世界だ。

風力発電所

なぜこんなところに?とアタマが勝手に働く。

今まで旅の中で、ヘンなアタマの使い方を忘れていたが、この建造物のせいで、またヘンなアタマが働いてしまった。

自然の存在は説明不要だが、人工的建造物には説明が必要だ。そしてその説明はたいていがロクでもない。(水力発電所もいわゆる地方への助成金がらみ)

船で約1時間 祝島に到着

港には泊まらせていただく岩田珈琲の店主堀田さんご夫妻にお会いする。

「初めまして」

実は初対面なのだ。

Twitterで私が「旅に出たい」ツイートをしたら、「一宿一飯でしたら」と言われ、祝島に。

実はこのことが旅に出るきっかけになったのです。

(一宿一飯どころでなく、三宿多飯でした。ありがとうございました)

岩田珈琲店は港の真ん前にある、島唯一のコーヒー店。

自家焙煎でお店にはアロマの香りが漂う。

本当に本当に美味しいコーヒーだったので、滞在中何杯も飲んでしまいました。

祝島へ行って直接お店へ行くのがベストだけど、今はネット通販でも購入できます。

みんな岩田珈琲店のコーヒーを買おう!

自家焙煎珈琲 岩田珈琲店

手作り感満載の店内

なんか映画に出てきそうな、、、、主演が原田知世の映画の舞台になりそうな・・・

しあわせのパン

これだ(舞台は離島じゃないけど)

岩田珈琲店堀田さんは自作純セレブスピーカーのヘビーユーザー。

私の発行するメルマガの読者でもあり、紹介音源それぞれに感想をいただくありがたい方です。

今回の旅行で滞在させていただくことになったのも、こうした縁であります。

ここからは純セレブスピーカー訪問記

お店の壁に据えてあるのが純セレブスピーカーですね。

スピーカーの箱はコピー用紙の箱を使用

スピーカー下には卵のクッションでビリつきを拡散

その下に支えている棚は段ボール。聞くと「木の棚だとイマイチ音が良くなく、こうした」のだそう。

スピーカーユニットもテープやノリでは固定せず、ユニット裏のケーブルとマグネットと前面のコーン紙のバランスでブラりんとしているだけだという。

うーん、これらをみて聞いた時に、唸ってしまった。

全て的確。

おそらく、あれこれ試行錯誤しながら決目られたのであろう、結果全てが適切な対処になっていた。

純セレブスピーカーは軽くふんわりとするのがキモで、一般的なオーディオの常識を真逆をいく発想。

そのふんわりと固定せず、非安定にしておくことをまさに実践しておられた。

真空管アンプとアンティーク調のオーディオ装置。

これら全てが貰い物だというのだから、びっくり。

純セレブスピーカーは廃材で作ったそうなので、元手はほとんどゼロ。

まさに純セレブである!

音の感想は「ゝゝゝゝ・・・・・・」と声にならない。

素晴らしかった。

ジャズを中心に聴かせてもらったが、音に温かみとクリアさが共存する。

純セレブスピーカーは作る人の感性が出る。間違いなく店主堀田さんの感性がこの音にあらわれている。

長くなったので、5日目(その2)へ続く

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