2022年6月23日

7月10日は参院選

これを書くと血圧が高くなるので、ほどほどにしておくが、与党が改憲勢力であることから、現状維持の選択が最も危険だ。

ともかく今のタイミングで改憲政党には投票すべきでない。日本が改憲するには、太平洋戦争の大きな反省が、それに伴う教育も社会の認識も現在も足らなさすぎる。変えようにも変えられるはずがない。おとといきやがれ!のレベルである。

先の戦争への大きな反省の上に立った憲法を、反省しないで踏み潰すだけの人間たちが、変えてはならないのである。

しかし、他人がどうであれ、自分は投票に行き、意志を表明する。失望や絶望、その後のどのような世の中が待っていようとも、私は私らしく生きていく。後ほど不在者投票に行く。

今日のコンパクトディスク

CDってコンパクトディスクの略って知ってた?(知ってた)

JAPAN 日本の合唱曲(細川俊夫、武満徹、間宮芳生、近藤譲の作品)

2018年シュトゥットガルトにて録音

マルクス・クリード指揮SWRヴォーカルアンサンブル

この録音はサブスクで聴いて、素晴らしかったので今回CDを購入した。

20世紀のイメージではドイツの合唱団は分厚く、ビブラートが多いというイメージが強いが、この演奏やベルリンRIAS室内合唱団などの録音を聴く限り、それはもはや遅れたイメージでしかないのだ。

武満徹の純度の高いハーモニーは身震いするほど素晴らしい。単にピッチが合っているかというとそれだけではない。

間宮芳生の合唱のためのコンポジション第1番は、この音楽の特質をよく捉えていると思う。

これでは日本人の日本人の立つ瀬がないではないかと、冷や汗が出てくるほどの名演奏である。(ちなみに間宮のコンポジションは日本民謡などルーツミュージックを基盤とした作品)

細川俊夫と武満徹の作品はそのまま海外の演奏家がやっても、素晴らしいが、間宮の音楽はそうはいかないと思っていた。しかしこの演奏は見事に裏切られた。近藤作品はこれから聴いてみる。

日本のルーツとは?アイデンティティとは?わたしたちはドイツの合唱団から学ぶことになる。

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