救急搬送

去る4月4日朝、左半身に痺れが出て、歩くのもままならなくなった。痺れていない右手でスマホを持ち、症状をググったら「救急車をすぐ呼べ」と出た。外出中の娘にLINEで連絡し、病院に救急搬送してもらった。

病名は「視床の脳内出血」。幸いにも、出血が少なかったため、開頭手術をせず薬物で対処することができた。とはいえ発症後24時間は予断を許さない状態で、妻もこの時ばかりは途方に暮れたという。

入院して2週間までは左半身の痺れが残った。一命は取り留めたものの、このまま身体機能が戻らないという不安ばかりが先立っていた。

そんな不安ばかりの私に、医師、看護師、リハビリを担当した理学療法士、作業療法士の皆さんはいつも明るくサポートしてくれた。彼らにとってはいつもの仕事に過ぎないのだろうが、先の見えない不安ばかりの患者(私)からすれば、神か天使のように見えた。この場であらためて感謝したい。ありがとうございました。

リハビリの甲斐あって、入院3週間目から、左腕の筋肉がまだ不足しているものの、歩行が目に見えて回復し、ついに杖なしで歩行できるようになった。我ながらミラクルだろっ!?と誇らしかった。全米よ、泣いて良いぞ。

そして3週間経ち退院。今日は退院して2週間と2日が経つ。病院で言われた「毎日の生活がリハビリ」そのままである。
食事、排泄、散歩自体がリハビリである。今週から1日1万歩歩ける日も出てきた。ただ、これは歩き過ぎであった。やたら疲労が出て、前のようにいかないなと感じるのが正直なところである。

まあ体力は徐々に回復していけばいいと開き直り、再発やらや経済的なことやら不安は相変わらずだが、自宅で気ままに暮らしている。人生は決して悪いことばかりではない。

倒れる前に、たまたま購入しておいたレコードプレーヤーで音楽を退院後から聴きはじめた。

思い返せば、中学生の頃からアナログレコードを聴き始め、結婚するまで約10年ほどの間にレコードを聴いていた。その時はレコードなんてノイズが多くてちっともいい音だと思わず、レコードを聴くのは止め早々にCDに移ったのだった。しかしそれから30年、今回聴き直してみると、全く違う音の世界を感じた。いいじゃないか、アナログレコード。

純セレブスピーカーで聴いているからもあると思うが、退院してから音の感じ方が変わったことも大きいのではないか。脳内出血したことが影響が出ているような気がする・・・。

そんなわけで退院後ほぼ毎日、朝から晩までずっとアナログレコードを聴いている。リハビリ散歩と称して中古レコード店に出かけている毎日である(自重しようとは思っている)。

アナログレコードをじっくり聴いてみると色々な発見がある。CDやネット音源より、アナログレコードはずっと聴いていても疲労感が少ない気がする。私が純セレブスピーカーで楽しみたい音はアナログレコードような音ではなかろうか。

そういうわけで、いっそ次回のイベントではアナログレコードを純セレブスピーカーで聴いてもらおうと思っています。私の体調のこともあり、時間は短縮して、ワークショップは中止します。

日時は5月22日(日)13時〜16時 @教西寺です。

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救急搬送” に対して2件のコメントがあります。

  1. katurashima masanori より:

    最近更新されて無いとは思ってましたが、大変な状況だったようですね。
    一先ず回復おめでとうございます。
    リハビリは大変かと存じますが無理の無い範囲で弛まず続けて下さい。

    1. jsbgm1860 より:

      とりあえずはキーボードを打てる程度に回復しました。
      何かと見直す必要が出てきました。
      旅行に行けるくらいまで回復したいです。まだ地下鉄に乗っても疲れるので、道は少し遠いです。

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