リハビリとバランスから気づくこと

脳内出血で倒れたその時、私は在宅ワーク中だった。自宅のトイレから部屋に戻った時、急に左半身が痺れてきた。

このままでは仕事はできないと感じたので、「急に気分が悪くなったので、ここで早退します」と会社にメールを書こうとした。しかし、書けない。あわわわ

右手は動くのに左手が痺れて動きがずれる。結果、文字が打つのが非常に手こずって、ミスタッチだらけのメールを送ってしまった。

のちの入院中のリハビリをする中で気づいた。左右の指が同じように動くから、キーボードで文字が打てるのだ。まさに左右のバランスである。

先日も純セレブスピーカーの話をTwitterのスペースで話していて、バランスという話が出てきた。

作用反作用、陰陽、人間の体は全てがバランスでできているようなものである。

私が今こうしてキーボードを打ち、ブログを書けるようになったのは、左右の腕がバランス良く動くようになったおかげである。

病院であれ、自宅であれ、今私が身体を動かすときに最も気をつけているのは、やはりバランスである。左半身の機能が失われたからといって、左半身だけを鍛えたり動かしたりしても、バランスが悪ければ体がちゃんと機能しない。

リハビリを開始して私が最初に困ったのは、左半身が痺れのために、右半身の動きについていかず歩けなかったことだ。後で思うには、左右のアンバランスによる歩行困難だったのだ。

理学療法士さんが言うには、転倒する原因は、動かないのに動くと咄嗟に勘違いしてしまい、体のバランスを崩すからだという。となればバランスを崩さないことを心がければいい。

となれば動かない左足に動く右足を合わせればバランスは崩さないはずである。気づいた俺、グッジョブ!冴えてるぜ!

そこで思案してみた。まずは、痺れて動きの悪い左半身に、右半身を合わせるようにしてみた。そうしたら、動きはとても緩慢になるが、バランスは取れてなんとか転ばないで歩けるようになった。

このバランスの発想は純スピーカー作りにも言えるような気がする。

スピーカーの一部分をいくら改善してもいい音にはならないが、全体のバランスを考えて作ると、結果として良い音になるということがある。

人間社会も同じかもしれない。弱者を無視して、強者と言われる人が突っ走ると、ロクな事が起きない。強者は一度立ち止まり、弱者と同じ速度で行動すれば、バランスが良くなり事態は好転する事が多いのではないか。

ワルター・カーロス スイッチトンバッハ2

上のレコードはワルター・カーロスのカーロスのスイッチトオンバッハⅡ。1973年録音。シンセサイザーでのバッハ演奏録音の草分け。

中古で購入して聴いてみた。ものすごく面白い。バッハでも、いやバッハだからこそシンセサイザーが適しているとも思える。

このアルバムのⅠをCDで聴いた事があるが、アナログシンセはアナログレコードで聴いたほうがいいじゃないか。でもこのレコード、埃が溝にこびりついているのか、ものすごいノイズ。水洗いをすべきかもしれない。

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