純セレブスピーカー制作の裏側
純セレブスピーカー新作を製作中です。
ただいま塗装中。販売までしばらくお待ちください。
作家活動をはじめてから約2年が経ちました。
この間40組の純セレブスピーカーを販売・頒布(うち無料頒布は13組)しました。
様々な方面から感想をいただいています。
「一般的な市販スピーカーに比べて音がキレイ」「音が生々しい」「ライブ感がある」など概ね好評であります。
低音不足問題
一方で、「低音の物足りなさ」を指摘されることもあります。
私は、多少低音が不足していても、純セレブスピーカーの魅力は十分あると思っています。音の響きがとてもいいので。
とはいえ、できれば低音の豊かな純セレブスピーカーも作ってみたいという思いもあります。目下、販売&開発中です。
その第一弾は販売中のこれ。
スピーカーユニットを2発使うやり方。これなら低音を豊かに増やせるのではないかと考えたわけです。
いわゆる2ウェイスピーカーに見えますが、単純に二つのユニットを直列繋ぎをしただけ。フルレンジのツインスピーカーと言えばいいのでしょうか。向きを上方に配置したのは、純セレブスピーカーらしい開放感を出したかったためです。
スピーカーユニットについて
スピーカーユニットのメーカー、フォステクスなど10センチサイズのユニットは軽くても400グラム。中には1キロ以上するものもあります。
それらと比べるとこのスピーカーの使用ユニットは108グラムと超軽量です。
純セレブスピーカーに適したユニットはまず軽量であることが求められるので、これは間違いなく適していると思いました。
試聴結果で、とてもいいユニットだと分かりました。
ちなみに、このユニットのインピーダンス(電気抵抗)は2Ωです。
多くのアンプの適応するスピーカーのインピーダンスは4Ωから8Ωくらいなので、2Ωユニットを1個しか使わないと、アンプに負担が大きくなります。
そこでオームの法則から、このユニットを2個を直列繋ぎすれば4Ωになります。
(ちなみに並列繋ぎにするとインピーダンス1Ωになってしまい、アンプへの負担がさらに大きくなってしまいます。)
つまりインピーダンス的にも重量的にも、2個ユニットの純セレブスピーカーには最適のユニットというわけです。