純セレブスピーカー 夏モデル販売開始です。

純セレブスピーカー 夏モデルを販売開始しました。

今回は塗装と開口部に工夫をしたモデル2作品です。

今回の工夫は2つ。

一つ目の工夫は塗装。
塗装のヒントは先回の作品展ご来場者の方にいただいた柿渋である。柿渋を塗装するだけでもしなやかさな強度が出た。純セレブスピーカーを作られている方はぜひ試してみて欲しい。

今回はベンガラという酸化鉄由来の顔料を柿渋に混ぜたものを塗料として使用した。柿渋のみより多少硬くなるので注意が必要だが、それほど重くならず、かつ強度が出る。音にも有効な塗料だと思う。

一方、石油系の塗料は乾いたあと叩くとカチカチになりすぎたりボテボテとした鈍い響きになったりと、純セレブスピーカーにはあまり適した塗料と思えない。これで私もかなり失敗したので、今回の試みになった。結果はかなり成功。

二つ目の工夫は箱だ。
箱を完全に閉じると箱なりがして、うわーんという濁りが生じてしまう。だからといって箱がないと適正に響かない。
そこで、半密閉という発想で作ってみた。それが「カワセミ」モデルである。

箱の蓋を開閉できる、というと中の吸音材(新聞紙)が出てきて丸見えになる。
流石に作品としてはどうか・・とも考えたが、案外この「ゆるく開放させる」発想自体が独創的で、純セレブ的ではないかと思い直し、販売を決めた。
それもそこそこ高額・・・。いやいや、この「ゆるく開放させる」という独創的な発想からすれば高額とも言えない!

10センチのスピーカーユニットとゆうパック中サイズの組み合わせは、塗装しないと音は悪くはないが大味な感じになる。密閉すると箱の中で音が濁る。そこでベンガラ・柿渋の塗装で音を引き締め、箱の半密閉・半開放で押さえつけすぎないという発想で作った。

能書きはこれくらいにして、結果どんな音になったか。
大味な感じはなくなり、音は引き締まった。きめ細かいとは言い難いが、開放感もそこそこに出た。部屋の状況で蓋を開閉させて調節する。
さてあとはルックスの問題。さすがにベンガラと柿渋の塗装だけだと流石にそっけないので、アクリル絵具でステンシルを施した。模様はしなやかに飛ぶカワセミ。なかなかかっこいいと思います。

工夫を言うと以上です。能書き垂れるのはこの辺にしたい。(ともかく買って欲しい・・・)

もう一つの作品は「オトシタモノ」

作品名の意味を複数持たせた。どんな意味があるか、色々想像してみてください。
箱の工夫は特にしていないが、塗装はこちらもベンガラと柿渋。以前作った「黎明」モデルと同じユニット同じ箱。でも音はこちらの方が引き締まっている。アクリル絵具を塗った「黎明」の方が開放感があるが、音の品位は「オトシタモノ」の方が上。

これでグリュミオーのヴァイオリンを聴いたら、もうこれはなんなの!と悶えてしまったくらいだ。一方でロックなどのドンドンジャカジャカする音楽は大人しくなってしまう。例えると学校優等生がロックやっている感じ。おそらく箱が少し抑制されているからだろうと思う。
ジャンルによって得意不得意は出るが、合えばピッタリバッチリすごい音になる。面白いスピーカーができたと自負している。

ともあれ、こういった工夫を含めた価格設定。そしてその手の内をここで全公開しました。どうだ!!

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イトウジュン


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